カテゴリ:スポーツのお話( 7 )

◆タイトルは、試合終了直後のウルグアイの地元紙「エル・パイス」の見出し。残念ながら、ドイツの水族館のタコが予言(?)したとおり、ドイツが勝ち、ウルグアイが4位でこのW杯を終えました。ウルグアイとしては、3位と4位では雲泥の差なので、国の威信をかけたような必死さが見受けられましたし、対等な試合運びをしていました。少なくとも、先に行われたオランダ戦よりも、もしかしたら勝てるのではという気持ちが強かったです(それにしても、最後のフォルランのフリーキックは惜しかった…)。

◆ウルグアイのベスト4進出は40年ぶりと報じられていましたが、その40年前の対戦相手も実はドイツ(当時の西ドイツ)。その時も0-1で負けました。それにしても、決勝とベスト4では登場する国の格がやはり違うことがこちらのサイトから確認できます。こう言っては何ですが、誰もが納得する強豪すべてベスト4に残ったケースは90年以降ないようです(06年のポルトガルをどのように評価するは分かれますが)。今回のダークホースはウルグアイだったということで、ずいぶんと長い間W杯を楽しませてもらいました。

◆先日どこかのメディアで書かれていたと思いますが、南米3国が負けた際の反応として、「パラグアイは相手を讃え、アルゼンチンはまるで当事者ではなかったかのように振る舞い、ブラジルは泣き悲しむ」とありましたが、正鵠を得ていると思いました。そのブラジルでは、コルコバードの丘のキリスト像のライトアップ(ブラジル国旗の緑と黄色の光が当たったもの)はW杯最終日でおしまいとのこと、黄色と緑のシールで飾られていた近所の地下鉄の駅のガラスも業者の人が丁寧に撤去作業に勤しんでいました。

◆明日(11日)は参院選挙。日本では、夜の前半で選挙速報、後半ではW杯決勝(スペイン対オランダ)ということで、長い夜とともに長い一週間を迎えそうですね。ちなみに「タコ」はスペインとのことです。どうなることやら。
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◆最近はサッカーの話しか書いていない気がします。今日は、ウルグアイ対ガーナの一戦が開かれました。娘の世話と風邪をこじらせた妻の看病の合間に、試合をTVで見ていました。

◆試合展開が優勢だったのは、ガーナです。選手に高さとスピードがあり、攻撃が早い。ウルグアイは前半15分以降はずっとガーナに振り回されていました。普段のウルグアイは中盤での球際が強い印象のあるチームなのですが、その特徴が出たのは、後半の一部の時間帯だけ。ガーナは、長い縦パスを多用するなどして、ウルグアイの良さを消す試合をしていました。また、ウルグアイもゴールまでは良い展開を見せる場面がありましたが、シュートなどでは自己中心的なプレーが目立っていました。

◆この試合の印象的な場面は、延長戦後半終了間際でした。ゴール前におけるスアレス選手(ウルグアイ)のハンドです。当然ながら一発退場。この試合の質を台無しにするものでしたが、ウルグアイにとっては、得点が入ったら終わりという場面であり、背に腹は代えられない行為でした。その後のPKで得点が入って試合終了となると誰もが思っていたところ、ガーナの選手がまさかのPK失敗。そのまま延長戦が終了して、PK戦でウルグアイは勝利しました。

◆あの場面では、ウルグアイに失うものはありませんでしたし、ハンドしてまで勝ちたいのか訊けば、きっと「はい」と答えたでしょう。ウルグアイにとっては、負けない試合展開に徹した結果、相手チームに比べて、粘り勝つことができたということ。プライドも何もない状況でした。

◆ウルグアイというチームは、勝利という目的に愚直なために、サッカーに関しては、世間の期待を裏切るDNAを持っている気がします。例えば、今回は、アフリカで開催された初めての大会で、アフリカ勢初のベスト4進出がかかっているにも関わらず勝ってしまいました。また、1950年のブラジル大会では、ブラジルが優勝するための大会であったのにも関わらず、決勝戦でブラジルを破ってしまいました。今回のガーナ戦は、ウルグアイのサッカー史にとって、また一つ語り継がれる試合になったかもしれません。

◆最後に、ブラジルの話を。ウルグアイの試合の前に、ブラジル対オランダ戦がありました。結果は1-2の敗戦。その後、近所のスーパーまで買い物に行きましたが、試合後の風景から感じられるものが試合前のものと全く異なっていました。家や車には黄色と緑の国旗などが飾られていたのですが、物悲しく感じました。2014年のブラジル大会を前に、国民全体が当然優勝するものと思っていた中でのベスト8敗退。季節的にもブラジルの秋はこれから本格化します。
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◆金曜日の深夜3時前、いつものように娘の夜泣きで目が覚めて、電気のスイッチをつけようとしたところ、電気がつきません。他のスイッチも同じ。辺り一帯のマンションも電気がついているところがないことで、停電であると確認しました。サンパウロで生活を開始してから初めてです。別の地区では時折起きていると聞いていたので、その夜は「仕方ない」と、娘を再び寝かせてから、眠ることにしました。

◆翌朝も引き続き停電。各マンションに備え付けられている自家発電機の音が辺りに響き渡っていたのが印象的でした。テレビが使えなければ、当然インターネットもダメ。ラジオも引っ越し荷物の中ということで、11時には、W杯のウルグアイ対韓国戦が始まります。今大会において自らの魂を注ぎ込むチーム(ウルグアイ)が登場するのですが、この停電、誰を責めるわけにも行かず、自宅で我慢することにしました。

◆そうしていると、11:20過ぎに我が家に電子音が響き、停電が終わりました。早速、テレビをつけると1-0でウルグアイがリードの表示。これで安心しました。先制点をとっている限り、このチームの巧さが更に出ます。ただ、後半戦は、ウルグアイ側の動きが鈍くなっていて、いつでも韓国が得点を挙げてもおかしくない展開。ただ、同点にされてから、よく耐えました。最後はスアレスの見事なシュートが決勝点。思わず、ゴールが決まった瞬間、近所に響くぐらいに「よっしゃー!」と叫んでしましました。あー、恥ずかし。

◆次ですが、ベスト8の対戦相手がガーナとのこと。アフリカのチームらしく(?)、パワーとスピードはあるけど、粗さが目立つような印象があります。南ア戦のような戦い方をすると、「まさかの」ベスト4も夢ではないような気もします。守り中心ではありますが、その中で得点を狙えるストライカーが2名(フォルランとスアレス)いるチームは強いと感じます。滅多に目出度いことに恵まれない国なので、このような僥倖が舞い込んでも罪はないでしょう。

◆そして、日曜日には面白い対戦が二つありましたが、いずれも審判の能力のなさによって、緊迫したはずのゲームが台無しになりました。最初のドイツ対イングランド戦では、イングランドが同点になるはずの得点が認められず、それから突き放されて、最後は4-1の大差になってしまいました。

◆また、アルゼンチン対メキシコ戦では、試合当初からメキシコが予想外の健闘を見せて、優勢に戦っていました。そのメキシコの緊張の糸を切らせたのが、アルゼンチンの最初の得点。あれはオフサイドでしょう。メキシコの監督の不幸は、それから選手が血気立ってしまったことで統制がとれなくなったこと。予想通り、10分以内に追加点を与えてしまい、圧倒的に不利になりました。試合も3-1で終わりました。

◆イングランドのファンにしても、メキシコのファンにしても、そして好試合を期待していたサッカー好きにしても、負け以上に、非常に後味の悪い週末になってしまったのではないでしょうか。
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◆今回のW杯ですが、南米から出場しているチームが結果を残しています。すでにブラジルは予選を通過したのも同然ですが、今日もウルグアイとアルゼンチンが予選1位通過を決めました。パラグアイとチリもそれぞれのグループで上位を占めており、このままですと南米勢5チームすべてが決勝リーグに出場します。

◆ウルグアイのチームを追いかけていますが、今日の試合はメキシコとの一戦。予選を1位で通過しないと、決勝リーグで早速アルゼンチンと対戦するという不運に遭うところでした。試合は、昼休みに突入した後半戦からの観戦となりましたが、一言でいえば、メキシコの不運と焦りに助けられたという印象が残りました。日本の紙面では「古豪」という言葉を好んで使いたがりますが、最後にW杯に優勝したのが60年前ですから、いい加減忘れた方がいいでしょう(ウルグアイ人は昨日のことのように語りますが)。

◆アルゼンチンも好調です。マラドーナ監督の舌は滑らかになってきているところが気になるところ。先日、アルゼンチンに出張した際に、同僚と話をしますと、「アルゼンチン人だけど、優勝だけはしてほしくない」とのこと。理由は「これから4年間、自分達が何でも世界一だと勘違いを起こすから」とのこと。勘違いをした方がよい人々と面倒な人々がいると思いますが、アルゼンチンの人々は後者に属するかもしれません。今年は建国200周年ということもありますし、来年は大統領選ということもありますし、色々な人々(特にあの夫婦)が優勝を期待してるようなきな臭さを感じます。

◆ブラジルですが、王者の風格を感じさせます。先週日曜日のコートジボアール戦も3-1の大勝。それでも厳しい目を持つファンにとっては不満が残るかもしれません。それにしても、自宅で観戦していましたが、得点チャンスの際には、地鳴りのような呻り声が辺り一帯から響き、得点によって歓声と花火の音で爆発します。スタジアムで似たような現象を経験できますが、住宅地で体験するのは稀でしょう。もう一度自宅でこの体験をしようと思ったら…、決勝戦の11日(日)。たぶん、今回のブラジルであれば、体験できるかもしれません。
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◆11日からワールドカップが1カ月かけて開催されています。その間、64試合が行われますが、ブラジル時間(ブラジリア時間)では、予選リーグが朝の8時半から夕方5時半近くまで行われています。テレビの前に釘付けにされる日々が暫く続きそうです。さっそく、本日(12日)は、朝から、韓国対ギリシャアルゼンチン対ナイジェリアイングランド対米国を立て続けに見ていました。果たして、日本のような睡眠時間を削る過ごし方か、ブラジルのような陽の出ている時間を試合観戦に費やし方か、どちらがいいのか判断に迷います。

◆ワールドカップが開催される日々をブラジル在住中に体験できる幸運に恵まれたのですが、開幕を迎えるにつれて、街中で見かけるブラジル国旗の数が断然増えてきました。それぞれの自宅や会社のベランダに飾られているものが目に付きますし、他にも、多くの店舗ではブラジル国旗をイメージさせる緑と黄色のデコレーションが増えています。この瞬間だけ、国民の関心は一つに集中することは、前回ブラジルに在住した際(1990年)にも感じたことではありますが、ブラジル全体がどこまで興奮が高まるのか、まずは15日の北朝鮮戦における街の雰囲気を感じてみたいと思います・・・(と思ったら、その日はアルゼンチンに出張中でした、残念)。

◆ワールドカップの市民生活への影響に関連して紹介しますと、数週間前、職場にブラジルの試合日における銀行の開店時間の変更に関する案内が回ってきました。それによりますと、15日の北朝鮮戦の開始時間は15:30開始なので、その日は14:00までの営業。そして、25日のポルトガル戦は11:00開始なので、その日の10:30から1:30まではお休みといった具合。ちなみに、これはブラジル銀行協会が公式に出したお知らせです。

◆最後に、ウルグアイですが、11日にフランスと対戦しました。フランスの勝利を予想した人が多いと思いますが、結局0-0のドローで終わりました。個人的には、この試合、非常にウルグアイらしい試合展開だったように思います。一言でいいますと、「負けないサッカー」に徹するということです。ワールドカップの南米予選を見ても、毎回予選通過ギリギリの辺りをさまよっているのがウルグアイ。この予選、如何に負けを少なくするのかがポイントで、ウルグアイはそのシステムに適したDNAが擦りこまれていると思っています。

◆こういっては何ですが、別に優勝候補でもないウルグアイが目指すのは予選リーグの通過。それも2位狙いでしょう。Aグループで競い合う相手は、フランス、メキシコ、南アフリカ。ウルグアイとしては、1勝2分け(勝ち点5)が理想だと思っているのではないでしょうか。その達成のためには、是が非でもフランスに負けるわけには行かなかったわけで、得点を入るなんて偶然があれば別ですが、そうでなければ、とにかく点を与えずに守りで耐え続ける戦術を採ったのではと思います。その意味で、まず、11日の試合は上出来でした。
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ウルグアイに来てから継続的にやろうとしていることの
一つがフットサルです。

サッカーの本場・南米の技術に触れてみたいという
殊勝な理由なんかではなく、
単純に運動不足の解消がその理由。
職場の仲間にお願いして、参加させてもらっています。

開始時間は決まっていて、毎週水曜日の21:00。
モンテビデオにある倉庫街の一角にあるフットボールコート(6面完備)がその会場です。
(正直この近辺は人っ気がなくて、一人では向かいたくないけど。。。)

この時間になると、どこからともなく、
サッカー好きの日本人、日系人、そしてウルグアイの友人たちが集まってきます。

日系人だからと安心していたら、ケガをします。
とにかく彼らは上手い!
見た目は日本人っぽいけど、腕はラテンそのもの。
下手なボールタッチをする日本人に目もくれずに
彼らの「色」に染まったプレーをします。

彼らは攻撃と守りでのメリハリがあって、
日本のように「とにかく走ればいい」という雰囲気はありません。
ある意味で手の抜き方が上手といったところでしょう。
良い悪いの問題ではなくて、
スタミナのない僕としては、こちらのほうが楽ですけど。

ブザーがコート貸し出し交替の合図ですが、
それまでの30分間は決して休憩なんぞは考えもせずに
ひたすらボールを追っかけて続けています。
サッカーを愛する集団に混ぜてもらいながら、
自分のスタミナ不足を痛感するいい経験をしています。
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サッカーの話を少々。

南米は今、トヨタカップの予選をしています。

やっぱりここにやってきて嬉しいことは、南米のサッカーに触れる機会が増えることでしょう。

この前もモンテビデオでトヨタカップ予選の試合(ナシオナル対インデペンディエンテ)があって、試合直前にブエノスアイレス出発したフェリーに乗ると、これから試合を応援しに行く血気盛んなファンが上手いともいえない応援歌を歌っているのに遭遇しました(正直、船内だと、ただの迷惑。。。)。

また、国レベルの話になると、2006年にはドイツのW杯があって、ウルグアイも出場すべく頑張っている「はず」です(僕は、ウルグアイの結果よりも、この予選でウルグアイに強豪チームがやってくるのを今から楽しみにしているんですけどね)。

ちなみに、サッカーファンはご承知でしょうが、ウルグアイもそれなりに強いです。前回の日韓W杯にもしっかりとオーストラリアと最後争って勝ちました(あの時はエクアドルが勝ち進む番狂わせがあったんだけど)。

ただ、半世紀以上前に優勝した歴史の呪縛から解けずに、ちょっとそこら辺はブラジルやアルゼンチンにコンプレックスを持っているのかなといった感じです。

今度も3月30日あたりにベネズエラとの試合があるようです(これは勝てるでしょ)。その試合の反応を見て、この国の「サッカー模様」を又書きたいと思っています
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