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◆ずいぶんとご無沙汰していました。前回はブラジルでの中古車購入事情を自らのケースを通じて話をしました。ひとまず購入する車が決まったので、あとは契約を行うだけでしたが、やはりブラジルは一筋縄ではいきません。結論からすると、話は振り出しに戻りました。

◆車のエージェント(agencia)との話し合いで購入金額が決まり、契約に先立つ各種修理も合意しました。こちらは自分のブラジルの銀行口座に購入資金の送金も完了。それから、契約直前にもう一度話し合いを持ちましたが、そうすると色々と不可解な点が出てくるではありませんか。当然、このような不可解な点は、売る方ではなく、購入する側が見つけ出す必要があります。

◆まず、支払いから所有に至る手続き。対象となる車の所有者はエージェントのオーナーになっているのですが、どうも銀行のローンが完了していません。これについて、オーナーは私の購入資金を宛がうとの説明。「まあ、俺を信用しろ」とのことです。ただ、調べてみますと、車のローンの支払いが終わらない限りは、車の所有者は変わらないのがご当地の事情。払い込んだけど、車の所有者が変わらない可能性があるとのこと。

◆次に、この車で犯した交通違反の累計ポイント。購入しようとする車は売り物なんですけど、オーナーがプライベートで使っていることが判明。交通違反のポイントもさることながら、罰金の支払いも終わっていませんでした。実はブラジルはネット社会でもあるので、交通違反のポイントはネット経由で見つけ出せるのですが、それも2か月前までのものまでなので、ここ最近のことについては不明。例えば、そのオーナーがその車で違反をしていた場合、次の所有者になるかもしれない私はいきなり免停になる可能性も排除できないということに。

◆そんなこともあって、セカンドオピニオンで、長年ブラジルで車の手続きビジネスに携わっている方に相談しますと、「書面からしか言えませんけど、私なら買いませんね」と最初に一言。「例えば、ローンの件、これが始まっているのって、今年の5月ですよ。まだたくさんのローンが残っているはず。また、本当に売りたいのであれば、店のオーナーなんだから、それぐらいのお金の工面はつくはず。それを出来ないって言っているのは理解できないですね」と丁寧に説明。最後に、「毎晩心配しながら眠りたくないでしょ。やめた方がいい」とダメ押し。

◆それからは、アドバイス。「ブラジルの中古車販売店では、エージェント(agencia)と代理店(concessionaria)がありますけど、この二つは大違い。前者は数十年の実績があると言っても、逃げるときはすぐですからね。その点後者は評判を気にするので、中古車をどうしても買いたいなら、後者での購入を勧めます」とのこと。相手がお店だからという感覚で唯唯諾諾に進めているとエライ目に遭っていたかもしれないケースですね。

◆ということで、車の購入はもうしばらくかかりそうです。ちなみに、中古車探しですが、先日のicarros.com.brのほかに、automovel.com.brも紹介してもらうことに。前者と同じ検索機能だと思うのですが、後者の方が対象車種が多いので、腰を据えてやっていきます。
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◆ブラジルに到着してから、そろそろ4カ月。ID番号を手に入れ、納税者番号も然り。それから自動車免許も手に入れ、銀行口座もそろそろ開くはずということなので、先週辺りから、iCarrosというサイトで自動車を探し始めていました。

◆日本との比較にとどめておきますが、ブラジルの自動車の価格はものすごく高いです。どのくらい高いのか。参考までにブラジルで生産されている日本メーカーの車の値段を紹介します。

ホンダ フィット 54,905レアル(約270万円)
トヨタ ニューカローラ 62,110レアル(約305万円)
ホンダ ニューシビック 73,430レアル(約360万円)
ホンダ CR-V 88,410レアル(約435万円)

◆東京での生活では全くお世話にならなかった自動車ですが、さすがにサンパウロでは必要不可欠になっています。例えば、移動一つでも、地下鉄やバスを娘と一緒に駆使することは一苦労です。また、近郊に小旅行をするにしても、不条理な行動を起こしやすい娘がいる限りにおいては、バス旅行などはかなり先の話になると思っています。

◆さて、車探しの条件ですが、「ステーションワゴン的なもの」と「オートマ車」と絞りをかけていました。その結果、ウルグアイの駐在時に乗っていたプジョー307SWかトヨタのフィールダーということに。職場の仲間からは「中古車は7割ハズレ」と聞かされていましたが、残念ながら、予算と相談すると、新車は高嶺の花ですし、そもそも先の両候補とも新車としてはブラジルで売られていませんでした。ちなみに、2~3年落ちのものの相場は次のようなものでした。

プジョー 307SW 37,000~49,000レアル(約180~240万円) 
トヨタ フィールダー 38,000~50,000レアル(約185~245万円)

◆それからプジョー307SWに決めました。決め手は妻の「ルーフのガラスが大きいから」の一言。運転手はそれなりに運転を楽しめるにしても、一緒に乗っている人が楽しくなければという気持ちに。それから二人して、2台ほど候補を絞ってから見に行き、最後に自動車に詳しい同僚に同行してもらい、判断を仰ぎました。

◆結果は「両方ともダメ」。最初の候補は、値段としてお得感があったのですが、60,000キロ以上走っていて、「へこたれている」とのこと。そして、もう1台に至っては、「ディーラーは決して言わないだろうけど、過去に結構大きな事故をやっている。また、タイヤの磨り減り方を見てもキロ数をちょろまかしている」とのコメント。同僚のコメントを聞かなければ、そのまま掴まされるところでした。「7割はハズレ」の奥深さを少し触れたような気がします。

◆夫婦して少し落胆していたところ、ちょうど同じ日、仕事の関係で自動車専用のショッピング・モールに立ち寄る予定が入り、上司と同行したところ、プジョー307SWがあるではないですか。50,000キロを超えていましたが、手入れは行き届いていて、傷は少しだけ。驚かされたのは、車内3か所にテレビ画面が配備されていたり、バックモニターもついている。それで値段もお手頃。こんな車がブラジルにあるのかと思いました。

◆その後、先ほどの同僚にも見てもらいましたが、彼が車を一通り見てから「いいねぇ」というコメントを発したところで決めました。ディーラーの担当者も群馬の伊勢崎に5年間出稼ぎ経験のあるお兄さん。これも何かの縁でしょう。3台見たところで、1台はアタリであれば、まあ「ハズレ7割」理論は健在であります。納車はちょっと先ではありますが、ここはブラジル、このまますんなりと行ってくれればと願っています。
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